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「夜夏の日記」~その2~

「空模様」  7/2 

七月に入った。

今さっきまで雨が降っていたけど、今は止んでる

たぶん夕立ちだったんだろう、草木についた露がきらきらと光っている。

空を覆いつくしていた雲は薄くなり、雲間から光が差していた。

遥か天空を虹色の蛇が渡っていくのが見える。

手を伸ばしても到底届かない

涼風だけが空しく部屋を駆け巡るなか、あっという間に消えていってしまう。

でも、今まで色を失っていた世界に色が戻った気がした。

空は青空、草木は緑に赤い花

眩し過ぎてカーテンを閉め切った七月の午後のこと。

・・・・・うん、麦茶美味しい


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「夜夏の日記」~その1~

「梅雨空」  6/24 

六月なのに、真夏日や猛暑日と言うのには少し違和感がある気がする。

まだ梅雨でパッとしない天気の日が多い

雨が降っても、じめじめして良いことなんて一つも無く昨日も洗濯物が部屋干しだった。

部屋の隅で干されている洗濯物を見ると、何だかみじめな気分になる

・・・まるで自分を見るようで。

ふと天気予報を見ると、今日も雨。明日も雨。明後日も雨。

今日の朝方から黒い雲が空を覆い尽くしていた。

おまけに、何か腹立たしいことでもあったかのように、空を鋭い閃光がはしっている

そして極めつけは、バケツをひっくり返したような雨。

全て、全てが灰の色に見えた

空も部屋も薄暗く、歩道脇に咲いている青い紫陽花さえも全て。


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「絶対零度」

さて、帰ろうか。

ん。友達が一人まだ来てないから待てって?

なにそれ、俺に言ってるの?ふざけないでよ。

「嫌だ。」

俺は待たすのは嫌いじゃないが、待つのは嫌い。

「なら勝手に行けばいいよ。」

そう。君が引きとめないなら、いくよ。どこまでも。

別に構わない。

俺がこんなに冷めたのはいつから?

分からない。でも、”最初から”だったのかもしれないけど。

一番怖いのは人だ、人。

それ以外の何でもない。

俺も、友達は普通に居るらしいが

親友が居たと思ったことは、ないと思う。

もう俺には、親友とかそういうの分からないや。

いつのまにか分からなくなっていったな

突然に。

結局、一人孤独に生きていくべきなんだろうかね?

うぐ・・・・・ところで、寒いな。12月だから仕方がないか。

いつもより空が暗く見える。気がつけば、もう冬だったね。

でも、冬って感じがしないや。

全てが真っ白になり、全てが凍りついた。

俺には永遠に春が訪れることはないんだな、って思うよ。

だけど、そもそも永遠なんて存在しない。

いつか俺にも春が訪れることは

あるのだろうか?

ふっ。何年・何十年後の話だよ、全く。

くすくす。何がおかしくなったのか分からないが、

急に笑いがこみあげてきた。

俺は、未来になんか期待しないよ。

いつ絶たれるか分からないようなものに期待なんかするものじゃない。

他人のことなんて知らない。

自由に生きていきたい、と俺は思うよ。

いや、そうさせてもらうね。

誰か止められるものなら止めてみろ。

~END~


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あとがき

白雪姫・・・

魔女と白雪姫の立場が

反転しているような、していないような。

七人の小人が出てきませんでしたね・・・・・

あと、白雪姫を*しに行った召使?(忘れました)

も出てこなかったようで orz

いつのまにか、魔女と白雪姫メインの話になっていました~

白雪姫が悪人に;;

小さい頃に、鏡よ鏡よ鏡さん・・・のシーンで出てきた、

なんというか”顔”が凄く怖かったイメージがあります(ノд`)・゜・。

小さかったので、もう泣きそうだった記憶が。

なんとも言えぬ物語を読んでいただき・・・

有り難うございました(*- -)(*_ _)

次は何の物語が始まるのやら?

完全オリジナルとか書いてみたいですね(汗

検討しておきます←


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「白雪姫」第三章

次の日の朝、記憶をなくした家来達は、酷く困惑しているようでした。

彼女は、家来達にお金をいくらか渡します。

「あなたがたは、隣町で暮らしていたんですよ。

一昨日お屋敷から追い出されて、お困りのようでしたから・・・・・。」

と彼女は言います。

そして、隣町に家来達は帰って行きました。

・・・彼らは、彼女の言葉を嘘とは知るよしもありませんでした。

その後、白雪姫は外へ行き

たくさん、たくさん遊びました。

無邪気に。まるで何も無かったかのように。

しかし、彼女は思いました。

”私は本当に幸せだったの?”

今から思えば、魔女の思惑にうまく乗せられたような気もしました。

鏡よ鏡よ鏡さん・・・                                                               世界で一番***なのは、だぁれ?

・・・これでおしまいです。いかがでしたか?

彼女は、パタン。と本を閉じた。

でも、その後すぐ白雪姫は崖から落ちて亡くなったそうですよ。くすくす・・・

おや?いけない、いけない

もうこんな時間ですね。少し閉館時間を過ぎてしまいましたわ。

少女は、「ありがとう。また来るね」と言って帰って行きました。

さて、私は鍵を閉めて帰りましょうかね・・・

それでは。

~END~


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「白雪姫」第二章

コツーン。コツーン。

石の階段にヒールの音がこだまする。

彼女は、お城の地下に古くから住みついているという

魔女のところへ行き、言いました。”王妃を*してほしい” と。

「何か恨みでもあるのかい?ああ、自由になりたいんだろう。」

魔女は全てを見透かしているような口調で言います。

そう言ってから、何やら気味の悪い物をいくつか大鍋に入れ、をぐるぐるかき回し始めました。

紫色の湯気がぼうっと妖しげに立ち上っています。

そうして、しばらく経つと・・・・

血の色にも似た紅い紅い薬ができました。

「どうやって使うの?」彼女は魔女に問いかけます。

「まあ、見てなさい・・」魔女は籠の中から、ひとつ古びた林檎を取りだすと、

その古びた林檎に紅い薬をひとすくいかけました。

すると・・・・みるみる真紅の美味しそうな林檎に変わっていくではありませんか。

さあ、この林檎を王妃に食べさせなさい。 くくく・・・

そう言って、魔女は彼女に真紅の毒林檎を渡しました。

その夜、彼女は王妃に林檎を渡しに行きます。

「家来達からです。今年の林檎は、とても出来が良いので

是非お母様にも食べてほしいそうですよ。」 と、一言言いました。

「では、頂きましょうかね・・・」

王妃は林檎を口にします。

その瞬間、王妃はその場にドサッと倒れこみました。

あは・・・あはははははははは・・・・・・・

これで私は自由の身だ。 彼女は小声で、そう呟きます。

そこに魔女がぼうっと現れ、「家来が居ては何かと不便でしょうに。」

と言い、家来の記憶と王妃の存在していたという事実すら消しました。

彼女は問います。

「それなら、魔女の貴女が最初から王妃の存在自体を消せばよかったのではないですか?」

魔女の答えは、

そんなことをしたら、面白くないでしょう?

私はタダで用を引き受けるようなお人良しではないよ。

とのことでした。

~第三章へ続く~


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「白雪姫」第一章

・・・こんばんは。私(わたくし)当・図書館長のファウストと申します。

そろそろ閉館時間も近づいているので、あなたしか

いらっしゃらないようですね?

少女はうなずく。

おや・・・どなたかが本を置いたまま帰ってしまわれたようで。

そう言って彼女はテーブルのほうを見た。

白雪姫」。

まあ、これも何かの縁。私(わたくし)が少し読んでさしあげましょう?

少女は、もう一度うなずく。

それでは。

昔々、あるところに白雪姫という”お姫様”がいました。

白雪姫は、王妃様と一緒に大きなお城に住んでいます。

彼女は好奇心旺盛で、毎日毎日外に出てみたいと思っていました。

しかし、王妃様は「外の世界はとても危ないんだよ。」と言って

いっそ外に出してはくれません。

「これでは、籠の中の鳥のようだわ。」

そう、彼女はつぶやきました。もう、お城の中の景色には飽き飽き。

広くてしんとしているお部屋、長く続く冷たい廊下・・・

そのとき彼女の脳裏にあることが思い浮かびました。

そうだ ”お母様を*せばいい” と。

~第二章へ続く~


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目次

白雪姫」                                                                    ~第一章~                                                                     ~第二章~                                                                          ~第三章~                                                                     あとがき

「絶対零度」                                                                            ~番外編~ 

「夜夏の日記」                                                                  ~その1~                                                                        ~その2~

                                                                                                             

コチラ、物語が進むごとに随時更新。                                                    限りなく不定期更新なので、よろしくお願いします(*- -)(*_ _)


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