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「白雪姫」第二章

コツーン。コツーン。

石の階段にヒールの音がこだまする。

彼女は、お城の地下に古くから住みついているという

魔女のところへ行き、言いました。”王妃を*してほしい” と。

「何か恨みでもあるのかい?ああ、自由になりたいんだろう。」

魔女は全てを見透かしているような口調で言います。

そう言ってから、何やら気味の悪い物をいくつか大鍋に入れ、をぐるぐるかき回し始めました。

紫色の湯気がぼうっと妖しげに立ち上っています。

そうして、しばらく経つと・・・・

血の色にも似た紅い紅い薬ができました。

「どうやって使うの?」彼女は魔女に問いかけます。

「まあ、見てなさい・・」魔女は籠の中から、ひとつ古びた林檎を取りだすと、

その古びた林檎に紅い薬をひとすくいかけました。

すると・・・・みるみる真紅の美味しそうな林檎に変わっていくではありませんか。

さあ、この林檎を王妃に食べさせなさい。 くくく・・・

そう言って、魔女は彼女に真紅の毒林檎を渡しました。

その夜、彼女は王妃に林檎を渡しに行きます。

「家来達からです。今年の林檎は、とても出来が良いので

是非お母様にも食べてほしいそうですよ。」 と、一言言いました。

「では、頂きましょうかね・・・」

王妃は林檎を口にします。

その瞬間、王妃はその場にドサッと倒れこみました。

あは・・・あはははははははは・・・・・・・

これで私は自由の身だ。 彼女は小声で、そう呟きます。

そこに魔女がぼうっと現れ、「家来が居ては何かと不便でしょうに。」

と言い、家来の記憶と王妃の存在していたという事実すら消しました。

彼女は問います。

「それなら、魔女の貴女が最初から王妃の存在自体を消せばよかったのではないですか?」

魔女の答えは、

そんなことをしたら、面白くないでしょう?

私はタダで用を引き受けるようなお人良しではないよ。

とのことでした。

~第三章へ続く~


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