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「絶対零度」

さて、帰ろうか。

ん。友達が一人まだ来てないから待てって?

なにそれ、俺に言ってるの?ふざけないでよ。

「嫌だ。」

俺は待たすのは嫌いじゃないが、待つのは嫌い。

「なら勝手に行けばいいよ。」

そう。君が引きとめないなら、いくよ。どこまでも。

別に構わない。

俺がこんなに冷めたのはいつから?

分からない。でも、”最初から”だったのかもしれないけど。

一番怖いのは人だ、人。

それ以外の何でもない。

俺も、友達は普通に居るらしいが

親友が居たと思ったことは、ないと思う。

もう俺には、親友とかそういうの分からないや。

いつのまにか分からなくなっていったな

突然に。

結局、一人孤独に生きていくべきなんだろうかね?

うぐ・・・・・ところで、寒いな。12月だから仕方がないか。

いつもより空が暗く見える。気がつけば、もう冬だったね。

でも、冬って感じがしないや。

全てが真っ白になり、全てが凍りついた。

俺には永遠に春が訪れることはないんだな、って思うよ。

だけど、そもそも永遠なんて存在しない。

いつか俺にも春が訪れることは

あるのだろうか?

ふっ。何年・何十年後の話だよ、全く。

くすくす。何がおかしくなったのか分からないが、

急に笑いがこみあげてきた。

俺は、未来になんか期待しないよ。

いつ絶たれるか分からないようなものに期待なんかするものじゃない。

他人のことなんて知らない。

自由に生きていきたい、と俺は思うよ。

いや、そうさせてもらうね。

誰か止められるものなら止めてみろ。

~END~


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